2010-08-04

デンマーク旅行記その4 Århus2日目編

さて、なんとか連日続けられているコメント的旅行記ですが、とうとう4日目になりました。
明日までのんびりとÅrhusで過ごしてからまた移動の予定です。
それにしても、毎日最低一回はデンマーク語でモノを買ったり食事を注文しているおかげか、ヘタクソながらもデンマーク語を口にするのにちょっと慣れてきた気がします。ええ、あくまで「気がする」だけではありますがね……(遠い目)
まあ、そんなわけで本題に入りましょう。


Århus 2日目
あんまり疲れも残ってなかったので予定通りの時間に起床。きちんと熱い(笑)シャワーを浴びてから朝食に赴い……たものの、学校の朝ごはんよりショボくてマジ泣けた。うん、これなら+15DKKでも全然オッケーだわ。お互いに。
結局コーヒーとオレンジジュースとシリアルと食パンで済ませました。
てか、久しぶりにちゃんと食べれる食パンにめぐり合った。よし、明日はきちんと焼いて食べよう。

今日の目当てはMoesgård Museum。ここはバイキング時代以前の展示がメインらしい。
ちなみに1日に来ていれば特別イベントがあったはずなのだけど、旅程的に無理だったので諦めた。
朝一番から一日中過ごすつもりだったのだけど、PCで調べ物始めたらお尻に根が生えてしまって時間が遅くなったので開き直ってのんびりする事に決めた。

Århus Cardをデン語オンリーで購入。うん、なんかこう、ようやく「Jeg vil gerne have~」のフレーズに慣れてきたみたいな気がする。
カードを購入して外に出たとたん、Moesgård行きのバスを発見したので飛び乗る。何番目のバス停かチェックしてなかったのだけど、地図を見たところどうやら終点らしいと知って一安心。
うん、やっぱバスでの移動は不安が付きまとうなぁ。
そうそう、Århusのバスは後ろ乗車の前降車みたいです。地域によって違うとかマジやめて混乱する(泣)

Århusの駅から30分ほどで到着。Moesgårdのバス停は博物館目の前ではなくちょっと離れたところにあった。とはいっても一本道なので間違いようはない。
レセプションでÅrhus Cardを差し出すと、あっさりと入場券を渡された。すごいわこれマジ便利だ。

まずは特別展示の古代から現代までのビーズによる装飾品を見る。
すごい。こんなんが何千年も前から作られてたのか。大きいものは何とでもなりそうだけど小さいものってどうしようもないような気がするのに……本当に、人ってすごいって思う。

2000年前のピート層から見つかったヒトについての展示を眺める。てかミイラのレプリカがあるのにちょっとびびった。
英語の説明は細かいところが端折られていて、デン語が完璧じゃない事がすんごく口惜しかった。
ちなみに性別がどうやって判明したのかって部分で、CTによる図解と共に「Thanks for CT, we no longer in doubt!」とかあったので思わず爆笑しかけた。うん、たしかにソレが見えたなら間違えないよね!

子供向けなバイキングに関する展示コーナーに入る。
コスプレというか、当時の服的なものと丸い盾、それから剣が壁にかけられていて、ちょっとアメコミ風な絵でバイキングの戦闘風景が壁にデカデカと書かれている。
部屋の奥に船がある!と思いきや、その中にでかいディスプレイが安置されていて、馬のモチーフとヒトを一定の位置に動かす事で、シーンと特集を選べる仕組みになってるみたい。
説明は全部デン語だけど、映像を見れば大体内容は察しが付くので、後でゆっくり見にこようと思う。

バイキング時代の武器や装飾のコーナーに入る。
やばい。うち、こういう系統にマジで目がないんだ。NYのメトロポリタンミュージアムでも武器関連で一番興奮していた人です。ええ、変な奴だってのは言われるまでもなく存じ上げておりますが何か?
それにしても、細工とか成型とかマジ半端ない。武器や小物をどう持ち運んでいたんだろうってのが地味に疑問だったのだけど、そういうのも複製されたレプリカを目で見る事で「こうなってたのか!」と理解できてすごい嬉しい。
それにしても、こんな細かい細工が紀元前から既にできてたのかと改めて関心。

デンマークのあちこちに残るルーン語の彫られた石碑のコーナーに入る。
この博物館のキャラにもなってる謎の生物のキモカワイさに地味に癒された(笑)

石器時代の生活コーナーに入る。
かなり細かく解説されていて、順番に見てると時間が一気になくなりそうなので、やっぱり後に回す事に。
一応一日がかりの予定だけど、出発を遅らせてしまったため既にお昼過ぎ。空腹に妨げられるのは哀しいし、天気がうっかり悪くなると困るので、Historical Trailを先に巡る事にする。

バイキングの家を見に来た。……つっても家には入れずちょっと残念。
何か儀式をやる場所的なところと、多分今で言うところの議会的な建物をじっくりと見物。
その後Trailを、多分逆順に回り始めたんだが、いやはや森というか緑がすごい綺麗。
……にしても地図を見る限り、かなり距離ありそうじゃね?

道の端々にある、白塗りで赤丸のつけられたちょっと大きめの石がどうやら道しるべらしいと歩き始めて程なく気付く。一応地図はあるので迷いはしないだろうけど、覚えておこう。

小さいながらも川が流れていて、すんごく綺麗。ちょっと足をつけてみたところ、うっかり浸かりっぱになると凍えそうなほどに冷たい。
ところで早速道を違えそうになる。道祖神、もとい道標に気付いたおかげで間違えはしなかったけど、まさか散歩道と別に自転車道があるとは……もしかしてこれ、きちんと辿るの意外と難しかったりするか?

なんと川縁で釣り人発見。つっても浅い川だしそもそも魚を見た記憶がないんだが……
ちょっと歩き疲れてたので川に足をつけてほけーとしてたら釣り人に声をかけられた。「もっと深いと思ってたんだけどね……」とか言われたけど、そもそもこの川は釣り用の川なのか?
なんかこう、いろいろ間違ってるような気がした。

デンマークで一番綺麗だとかいうビーチに出た。
えーと、もしかしてあの、海の向こうに見えるのはSællandとFynだったりします? え、嘘。マジで?

気が付いたら歩き出してから2時間近く経ってる。やっぱ結構距離があるのね。
ちなみにこのTrail、結構馬の通り道があったりぬかるみがあったり山羊の放牧地があったりするので、気にする人はサンダルではなくスニーカー履いてきた方がいいと思う。さもないといろいろアレな感じになりマスよ?

一部、違った道を通りつつも何とか歩ききる。てか、途中で昼食を挟んでいたとはいえ本気で2時間半かかるとは。
うちは結構方向とか自信ある方なんだが、それでも道を見失う事が二度三度あったので、方向に自信がない、フィールドオリエンテーリングが苦手って人はこのTrail辿る場合はデンマークでも使える携帯電話を持って、できれば仲間連れで出た方がいいと思う。さもないとうっかり遭難しかねない。
だって基本的に道は整備されてないし、それどころか一部、獣道としか思えないような道もあったんだもん。
一応、そんな広い敷地じゃないので、まっすぐ歩き続けたらいずれはどこかに出るだろうけど、気をつけるに越した事はないと思う。

改めて展示を見に行く。
子供向けのところで他の人たちがいない事をヨシとして、バイキング時代の装飾でコスプレってみた。
……のだけどさ、大人の女性の服があからさまにでかすぎて、子供服でぴったりとかマジなんですかこれ。

まだ15時ではあったけれど、さすがに疲れたのでホテルに戻る事にした。
バスに乗ったとたん眠気に襲われて爆睡し、はっと気づいた時には街に入ってた。寝過ごさなくてよかったー!

ホテルに戻って明日の準備やらなんやらをする。てか思いつきに任せてショールやニットを手洗いした。
何しろ旅に出てからほぼ連日身に着けてたので、さすがにちょっと……な感じだったのです。
にしても、今回持ってきたニットのうち1着はこないだKøbenhavnの古着屋さんで買ったものだったのだけど、どうやらブランド物だったらしい。ロゴに見覚えがあった。うわぁ。

いろいろごちゃごちゃしてる間にまたしても日が翳ってしまった。
なんというか、日が長すぎるのでつい食事を取り損ねそうになるこのパターンを何とかせねば。
明日はIPCの友達の家にお呼ばれしてるのですんごい楽しみ! あー、早く会いたいなぁ!

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