2010-04-22

海外の銀行口座の種類と使い分け

ワーホリや留学、駐在などで海外に長期滞在をする場合、大抵の人が現地で銀行口座を開くと思います。
この口座開設の際には当然ですが日本といろいろシステムが異なるので、いくつか確認しておかなければならない事があります。
その中でも真っ先に混乱してしまう大本が、口座の種類について。
大抵はChecking AccountとSaving Acountの両方を開くようにと勧められますが、その違いってわかりますか?


まず、Checking AccountとSaving Acountの違いですが、簡単に言ってしまえば、Checking Accountは日常的にお金を出し入れするための口座で、Saving Accountは貯蓄、つまりはお金を置いておく用の口座です。
……厳密には、Checking Accountは小切手を振り出せる当座預金口座なのですが、日常的な実用レベルで考えると、上の説明の方がわかりやすいかと思います。
そのため、通常はChecking Accountの方がATM出金やデビッドを無料で利用できる回数が多いです。
逆にSaving Accountはお金を入れはしても出す事はあまり考えていない口座なので、無料で出金できる回数がとても限られています。
ちなみにこれまでうちが開設した銀行口座では、どこも入金に対する制限はありませんでした。
また、Checking Accountはある程度の金額を入れておかないと口座維持手数料を取られるのに対し、Saving Accountにはそういった縛りがないケースがあります。
それに加えてSaving Accountは、預金残高に対する利率がChecking Accountより高いので、ある程度の資金を寝かせておくのにも最適です。
そんなわけでChecking AccountとSaving Accountの賢い使い方は、

1.最初にChecking Accountに、口座維持手数料が無料になるだけの金額を入金する。
2.Checking Accountの口座維持手数料が無料になれば、その後は日常生活で引き出すだろう金額のみChecking Accountに入金し、余剰分はSaving Accountに入れる。
3.旅行などでまとまった金額が必要なときだけSaving Accountからお金を引き落とす。

といった感じです。
例えばワーホリの方の場合、日本から持ち出した軍資金はひとまずChecking Accountに投入します。
それを切り崩しつつ仕事を探し、お給料をもらえるようになったら、口座維持手数料が無料になる基準に到達するまでは、お給料をChecking Accountに入れておきます。
基準をクリアしたら、ちょっとしたお買い物ができる程度の金額を余剰として残しておき、残りの金額はSaving Accountに入れていきます。
で、旅行や引越しの際に、Saving Accountからお金を出して支払に当てます。
こうしておけば、Saving Accountに入れたお金には利息が地味ーについてくれるので、毎月の口座チェックがちょっぴり楽しみになること安請け合いです!(安請け合いかよ)

当然というか何というか、ワーホリのバイトでがっつり稼げるのは、料理人や手に職を付けている人たちに限られるので、ダブルワークをするなり、超過勤務するなりした上でとても慎ましく暮らさない限りはそこまで大きなお金は残らないと思います。
まあ、カジノやLotteryなんかで大勝ちしたとかなら別ですけどね(笑)

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