ご報告が遅れましたが、4月2日(金)に、大阪のデンマーク王国領事館に行ってきました!
目的は査証申請に伴うパスポートによる本人照会です。
本来は東京にある大使館に赴いて本人照会や書類の提出をするそうなのですが、残念ながらうちが住んでいるのは大阪です。さすがにそのためだけに東京に行くのは色々と無理があるので、書類は送付する事にして、大阪の領事館に赴く事にしました。
さて、フォルケホイスコーレから29日にPart2が記入されたST1の申請書が届きまして、その夜のうちに
「申請のために訪問したいのですが、どうすればいいですか」と、大阪領事館にメールを送りました。
その返信は翌朝一番で届きました!
こういう事を言うのは正直アレなのですが、ヨーロッパの領事館だし、お役所だしと、すぐにメールが返ってくる事は期待してませんでした(笑)
ところがところが、その後のやり取りはとても迅速で、営業時間内であれば約30分で返信が届いたりもしたのです。
しかも一度指定された時間では都合が悪いので朝一番に変更してもらえませんかという申し出もすんなり受け入れていただけました。
運が悪ければ後日に、と言われかねなかっただけに、安堵は深かったです。
さて、2日は午前中の仕事をサボ……もとい、お休みをいただいて、大阪は堂島へと向かいました。
領事館があるのは堂島ホテルの隣にあるサントリービル2階でして、まずエントランスの受付で「デンマーク領事館に来ました」と伝えます。
そうすると受付嬢のお姉さん(美人さんでした!)に名前を聞かれますので、正直に答えましょう。格好をつけて「木村拓也です」とか言っても不審者扱いで警備員のおじさんにつまみ出されるだけなので無駄です。
きちんと本名を名乗れば「お待ちしてました」の言葉と笑顔と共に訪問者証を渡され、担当者をお呼びしますのでと、待合スペースにて待つように指示されます。
どれくらい待つのかなーと、うっかり本を開こうとしたところで担当者の吉村さんが迎えにきてくれまして、挨拶を交わしながらエレベーターへ。2階に上がって左手に歩くと、すぐに「デンマーク王国領事館」と書かれたドアが見えました。
部屋は……なんというか、ぶっちゃけ狭かったです(笑)
印象としてはまさしく出張所。壁にはデンマークの地図や旗、デフォルメされたバイキングなどが貼られ、最低限の事務作業ができるだけの設備と受付のカウンターがあり、一番手前に小さなテーブルと対面に配置された椅子2脚がありました。
この椅子に腰掛けて言われるままにパスポートを渡すと写真や基本情報が記載されたページをコピーされまして(ぎゃー!)、内容を確認した上でパスポートと同じサインと連絡のつく電話番号を空白スペースに書くよう求められます。
それで本人確認は終わりでした。トータルで10分程度ですかね。
あんまりにもあっさり全てが終わったので、「え? これで終わり? マジで?」と、かなり拍子抜けしちゃいました(笑)
や、なんとなくね、色々根掘り葉掘り訊かれるんじゃないだろうかと身構えていたのですよ。
でもそんなのもなく、また吉村さんが穏やかな方なので緊張する事もなく終わりました。
ちなみにその後、「出発はいつですか?」「どこのフォルケホイスコーレに行くんですか?」などと質問され、ちょちょっとデンマークのお話を聞かせていただきました。
吉村さん曰く、デンマークは本当に質素な国で、食べ物の味付けなども塩での味付けばかりなんだそうです。
実際にデンマークを訪問された事もあって、その際に滞在したフォルケホイスコーレなどで出会った日本人留学生に話を聞いたところ、「味が単調なので醤油や味噌が恋しくなる」「洋服は日本みたいに可愛いものは売ってない」って声が大きかったんだとか。
うーん、服については正直日本の流行は好きじゃないので全然気にしないんだけど、食事はなぁ……
日本から送る冬服に醤油とポン酢を混ぜ込もうかね。醤油も日本で買うのの3倍以上値段するみたいだし。
とまあ、そんなこんなで終始和やかにご対応いただきました。
帰りにはデンマークの地図(超でっかいやつ)と、ビジネス面がメイントピックなデンマーク情報誌(もちろん英語の! デンマーク語はさっぱりです……(涙))を頂きまして、ほくほくと帰宅、じゃない、出社したわけです。
ちなみに、もしかしたら午前中一杯かかるかも、と上司に伝えていたせいで、11時前に出社していた事に声をかけてきてからびっくりされたというのは中々楽しかった。すんごくナチュラルに声かけてきたもんなーN宮さん(笑)
さて、あとは大使館からビザについての連絡が届くのを待つだけです。
実はタイミングがけっこうシビアだったりしてます。何しろ公式に言われてるのが、本国との照会に12~16週間かかるって話でして、出発予定は12週間後……
……た、頼むから出発までには届いてくれ……!(切実)
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