2010-03-17

海外送金についての覚え書き

実はうち、学校などへの送金はエージェントを通して行ってばっかりだったので自分では大金を送るなんて真似、した事がありませんでした。
ところが今回、これまで担当してくれていたエージェントさんが会社を辞めてしまった上、コミュカレ留学の相談を担当された社長が全然助けにならんかったという事もありまして、はじめて全部自力でやる事にしたのです。
……まあ、そのせいでこんなに苦労したわけですが。主に締め切り的な事情で。

で、身に染みて色々理解したので、後から詳しい記事を再投稿するつもりではありますが、ひとまず覚書を残しておこうと思います。


1ゆうちょ銀行
多分、一番正統派な国際送金かもしれません。
サイト上では4~6日で相手の口座に到着との事で、実際窓口でもそう言われました。
支払いは現金もしくはぱるるの口座からの引き落としで、手数料は取り扱い手数料が2500円(安い!)
ただし、中間取り扱い手数料やなんたらかんたらがかかった場合、送ったお金から差し引かれるとの事なので、たとえば学費ぴったりの金額を送金してしまうと、相手先に到着した時点で若干目減りしてる可能性が無きにしも非ず。

ちなみに今回は、学費が4710EURのところを、4800EUR送っておきました。……これだけあったらさすがに十分でしょうしね。
参考までに、これまでにあったケースの中でアレな国を調べてもらったんですが、チュニジュアに送金した場合で12USドルだったそうです。
ただ……両替手数料が、正直ハンパなかったです。
なんと1EURにつき3円! 朝、家を出る前に調べた時点で123.3円だったのが、料金出してもらって書かれていたレートが126.4円。
Citiでは片道2円と聞いてても高いなぁと思っていたうちにはちょっと痛手でした……
でも、背に腹は変えられん。速さを求めるなら多少の出費くらい……くら、い……(とほり)

2CitiBank
海外にも支店が多いので色々やりやすいかと思ったんですが、そうでもないっぽかったです。
というより、そもそも支店の受付の人が愛想なさすぎで、送金で記入しなければならないものとかの知識もゼロなヒトが、「ここにはこれを書くんですか?」「ここってこれでいいですか?」と質問するたびに冷ややかな目で見られるのが正直辛かった……まあ、ハズレを引いてしまったのかもしれませんが。
それはともかく、直接お金を持って乗り込む場合はその場で送金手続きを取ってくれるそうですが、当日の取り扱いになるのは朝10時15分まで。それ以降は翌日の扱いになるんだそうな。
しかも相手の口座に到着するまで1週間は見てくださいとの事。
4日後までに支払い終わらなきゃならん人にはまさしくout of question(問題外)なわけで、すごすごと引き下がりました。
ちなみにネットバンキングなどで送金するための事前登録ですが、これがまた、1週間~10日かかるんだそうな。
また、手数料については、ネットバンキングからなら3500円、窓口でなら4000円で、上にも書いたとおり、EURの場合、両替手数料は1EURあたり2円だそうです。
ところでCitibankにはeセービング口座なるものがありまして、普通の口座であれば残高だなんだの条件をクリアしないと口座維持手数料とかかかるそうですが、こいつについては無料&各種手数料が若干お得らしいです。
……でも、次回の学費支払い用に使うならともかく、そうでないなら出国する前にせっかく作った口座だけど、無駄だし閉じておこうかなー……

3新生銀行
元々持っていた口座なので使おうと思ったんですが、色々調べてさくっと断念。
まず、そもそも新生銀行はネット銀行なので、最寄の支店で窓口取引をしてもらう場合には、来店予約が必要だったりします。ただし、すべての支店で窓口での現金取引を受け付けているとは限らないので要注意。
そのため、国際送金をするには、まずは窓口で送金先の口座を登録し(1週間~10日かかる)、その後ネットバンキングやモバイルバンキングで送金、という手順が必須なのだとか。
ちなみにCitibankと同じく、窓口で送金手続きをするなら事前登録は同時に行ってもらえるようです。
送金手数料は4000円なので、他の普通の銀行よりは安いけれど、一番安いってわけでもないですね。(これについてもまた別口で説明します)

ちなみにこの銀行の普通口座はデフォルトで主要通貨をそのまま送金してもらって受け取る事もできる口座なので、海外からまとまったお金を持って帰ってくる、もしくはそれを運用しようって考える人には一番使いやすいかもしれません。
(Citibankもマルチマネー口座があるけれど、口座番号が別だったりするため間違えると面倒な事に……)
セキュリティ面も、しっかりしすぎてるくらいしっかりしてるので、ネットバンクとかが不安な方にもいいかもです。
……面倒くさがりな人にはある意味鬼門ですが(コラ)
あ、新生銀行については、両替手数料は普通に外貨預金する時と同じだと思うので、1円~25銭ですねー(残高とか取引額でステージが変わるのです)

ちなみにここが海外送金の一番ややこしいところですが、全部の手数料をひっくるめて一番安いところ、と考えようとした場合、
両替したい通貨分の両替手数料+送金手数料 を確認しないといけません。
たとえば今回の場合、うちはゆうちょを使ったわけですが、
(4800EUR×3円)+2500円=16900円の手数料を払った事になってます。
これが新生銀行であれば、中間手数料を込みで支払っていたとしても、
(4800EUR×1円)+4000円=8800円の手数料で済んでいたって話になります。
送金する金額が小額、言い換えるなら両替手数料の差が1500円以下であれば、どこを使ってもあんまり差異はありません。
けれどたとえば、フランスの大学に正規で留学します、学費が年に1万EURかかります、となった場合、ゆうちょの方なら確かに送金手数料は安いですが、両替手数料で+2万円となってしまうわけです。

更に別のルートでもっと安く両替をして口座に振り込んでいたのならば、更に手数料を抑えられていたはずだったりします。
今回の場合、比較的(半年分の留学費用としてはかなり)金額設定が低かった上、到着までの時間の短さを選んだのであんまり文句を言うつもりはないのですが、次回の学費の支払いについては、真剣にそのあたりを考慮してから準備しようと思います。

……それにしても、送ったお金は無事に向こうの口座に届いてくれるのだろうか……(真剣)

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