2010-02-24

ワーキングホリデーってなんなのさ?

既にあちこちのサイトやブログなどで解説されているはずなので、一体何番煎じなのかはわかりませんが(苦笑)、意外にご存じない方も多いので、ここは通過儀礼として書かせてください。

ワーキングホリデープログラムというのは、極端に平たく説明すると、まず、「うちの国の若い人たちに、君の国で異文化体験させてやってよ。その代わり、こっちでも君の国の子ら引き受けるからさ」と、普通の観光ビザで渡航するより長い期間滞在できるビザを発行しようぜ、と国同士が話し合うところから始まります。


さて、突然ですがここで問題です。
普通に海外旅行に行くのでさえ、大抵はそれなりの貯金を切り崩す必要があります。
では、一年間も海外に滞在するとなると、どれだけのお金がかかるでしょうか?
答えは人によってさまざまだと思います。
が、確実にいえるのは、十万円や二十万円じゃ全然足りないですよ、って事。
だって、日本で一年間、無職状態で四畳一間の安いアパートで自炊しつつ一人暮らしをすると考えた場合、資金をたとえば百万円と仮定した場合、かーなりつつましい生活をしないとやってけないはず。
これを前提として、そんなら海外で一年間生活するとかどうよ?と考えると、2010年2月現在、日本のワーホリ協定国は、日本の物価と比べても大差ないかもしくはむしろ物価が高い国が主なので、当然ですが、かなりのお金を貯めてからでないと無理!ってなっちゃうわけです。
だけどそれじゃ、せっかく若い人たちに異文化交流させたい!っていくら国が思っていても、資金的な問題で実行に移せる人はほとんどいなくなっちゃいますよねー
だったらどうすればいい?
答えは一つ。
現地で生活費を稼がせてやればいいじゃないか!

そしてそしてもう一つ。
お金と同じくらいか、もしかするとそれ以上に重要な問題があるのです。
何かってーと、コトバの問題。
英語圏に住んでる人が別の英語圏へ移ったところで、若干の訛りや方言の違いはあったとしても、基本的には生活に困りませんよね。
だけど日本人が「お金の問題はクリアできます。だから明日から英語圏の国で生活してください」と言われた場合、まず何を考えるでしょう?
学校だとか仕事だとか、そういった問題についても頭を悩ませるでしょうが、大抵の人に共通するのは「つか英語喋れないし!」って部分だと思います。
だからって、「ワーホリ行きたいなぁ。でも英語力ないし……とりあえず、喋れるようになってから行こう」なんて事を言って日本で英語を勉強していると、現地に行くだけの自信が着くまでにどれだけの時間が経過するんだか……な状況に陥ってしまいます。

それじゃあ色々ともったいない。
だったら渡航先でも現地の公用語をマスターできる程度は学校に通えるようにしようじゃないか!

と、そんなこんなで、「長期間の観光ビザ+就労許可+就学許可のセットをお互いに発行しましょうや。名前は……せやねぇ、働きながら休暇を楽しむプログラムって事で、訳してワーキング(Working)ホリデー(Holiday)プログラムとかどないでしょ?」
……なんて、さすがにこんなノリで話は進んじゃいないとは思いますが(てかこれが現実だったらすごく嫌だ)、理念としては大体こんなところです。
正直、平たくしすぎたんじゃないかと思わないでもないですが、多分大筋は間違ってないので良しとしましょう。つかしてくださいお願いします(小心者)

さて、長くなったので今回の記事はこれくらいで。
次の記事にて、ワーホリを利用するための条件について説明します。

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