……ええと、実はうち、これっぽっちも褒められた事ではないのですが、これまで海外に行く時は、お役所手続き的なものを何一つやってませんでした(汗)
で、お役所から何か言われるたびに親父様に出向いてもらって「ムスメは海外にいていませんのでわかりません」でごり押してもらっていたのですが、さすがに今回もそれじゃまずいだろうと判断しまして、初めてのお役所手続きをしてきたというわけです。
で、基本的に、留学やワーホリで長期日本を離れる際に必要になる手続きは、以下の4項目です。
1.住民異動届の提出
2.国民年金の手続き
3.住民税の支払い
4.確定申告に関する手続き
ちなみに、実際に渡航した後には在留届とかいるんですが、それはまた別の機会に書こうと思います。
それではさっそく、手続きの内容について詳しく説明してみましょう。
1.住民異動届の提出
これは、「現在この人はこの住所に住んでませんよー」とお役所に伝えるための届出でして、海外に滞在する期間が短い場合は提出の必要はありません。
ちなみにこれを提出する理由ってのはぶっちゃけ、出国した翌年に、住民税を払わずにすむようになるかもしれないってそれだけです。(1月1日の時点で市民として登録されている人の前年の総所得を基にして住民税は算出されるので、1月1日に市民でなければ徴税対象にはならないらしい)
この住民票の復活は、出国してから5年以内に帰国しさえすれば、パスポートの提出で簡単にしてもらえるそうなので、帰国したらきちんと住民票を復活してもらいましょう。
そうそう、この書類には本籍地を記入する欄があります。
引越しをしていたり、親元から離れて暮らしているような人は、改めて本籍がどこにあるのかを確認しておきましょう。(うちは引越し前の住所なのか現住所なのかに迷って親父様にメールでヘルプ求めました(笑))
あと、写真つきの本人確認書類が必要なので、運転免許証かパスポートを持っていった方がいいです。(健康保険証だと写真がないのでクレジットカードなど名前を確認できる別の何かが必要になります)
また、大阪府吹田市では、実際の転出の2週間前からこの手の手続きは受け付けてもらえるそうです。
他の市町村では扱いが異なる可能性がありますので、ここの情報だけを鵜呑みにせず、一度ご自身の住まわれている市町村に問い合わせてから手続きに出向いてくださいね。
2.国民年金の手続き
厚生年金保険は強制ですが、国民年金は被保険者が海外にいる間は任意加入となります。
そのため、将来は日本できっちり満額の年金を受け取りたいんだ!という方は任意加入しますと窓口で伝えて必要な手続きをしてください。
基本的には国民年金被保険者資格関係届という書面で資格取得の上任意加入となるんだと思いますが、そのあたりの細かい事は公務員の人がやってくれますので、年金手帳を持っていくか、基礎年金番号をどこかに控えて持っていくとスムーズに手続きできると思います。
で、うちのケースですが、そもそも無理に支払わないでいいなら支払いたくないし、そもそも将来的に日本で年金を貰う事を予定してないので、あっさり資格喪失の手続きをお願いしました。
んが、ここで一つ問題が。
7月1日付けで手続きをしようにも、まだうち、厚生年金の被保険者なんですよね。
厚生年金に入った状態で国民年金に加入する事はできません。
そのため、派遣会社に依頼して厚生年金被保険資格喪失証明書とやらを送っていただき、それを親父様に届出の書類と一緒に送付してもらう事にしました。これについても、数ヶ月経てば住民票から抜けてますって情報が届くらしいのだけど、払いたくない人としてはうっかり請求されるとすんごくアレなので、きちんと手続きします。
おかげでちょっと面倒くさいんですよねー。一枚の書類でできるらしいんですが、7月1日付けで国民年金保険に加入して、その日のうちに資格喪失の申し出をして、2日付けで資格喪失。
そう聞いた時に思わず不安になって「えーと、1日だけでも保険料払わにゃならんですか?」と訊いたんですが、それこそ1日の事なので不要ですとのご回答。……ええ、とっても安堵いたしました(こら)
3.住民税の支払い
……これ、上手く免除にならんかなーと甘い事考えてたんですが、本当に甘かったです。
さっきも書いたように、1月1日時点で住民だと支払い義務が発生してしまいます。
しかも今月のお給料明細に住民税の通知がきっちりステイプルされてきてたので、逃れようがありません……
というわけで、銀行か郵便局の窓口で納税しなければなりません。あうー、10万円はでかいー(泣)
ま、帰国後に還付のための確定申告をすれば若干なりと戻ってくるはずだと自分に言い聞かせて諦めました。
さて、30日にでも支払いに行くか……(溜め息)
もっと税金がきちんと正しく使われているんならもっと気持ちよく支払えるんだけどなー。消費税だって10%以上だって文句言わなくなるんだけどなー。税率上げる前に天下りとか特別予算とかなくせよなー。金くれ言う前に使途をきちんとさせろよったく菅さんってばよー。ぶつぶつ。
4.確定申告に関する手続き
こちらは市役所から税務署へと、アサヒビール工場前を通りつ移動しまして、総合受付で事情を話しました。
今回のうちのケースは、半年しか働いてない(厳密には去年の12月のお給料を今年の1月に貰っているので7か月分の収入しかない)上、年末調整がなく、生保などの控除もあるため、還付される確立が高いとの事で、5年分なら遡って申告できるので帰国後に申告してくださいとの事でした。やったね!
ただし、人によっては海外に行ってからもSOHOなお仕事をしていたり、バイトなどを掛け持ちしていたり、不労所得があったりすると還付ではなく納付しなければならない可能性もあります。
そういう場合は納税管理人を立てて代理で確定申告をしてもらう必要があります。
こちらのケースに当てはまりそうな方は、ご自身がお住まいの市町村の税務署に手続きについてお問い合わせください。
……ん? あれ? 何か忘れてるよう……ぁぁぁあああ! しまった国民健康保険! こいつの手続きやってくるの忘れてた!
えーと……週明けに電話で問い合わせて、何か手続き必要っぽかったら30日に早退したその足で手続きしてきます……orz
記事の内容を気に入っていただけましたら、ぜひ呟いたりランキング協力してやってください。
0 件のコメント:
コメントを投稿